漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
結婚後6年経過
2年前よりタイミング療法、人工授精をしたが、2回化学流産、その時全身に痒みが出た事も気になっている。
生理前3日くらい不正出血がある。
アトピー性皮膚炎もある。
体外受精を考えているが、このままチャレンジしてもうまくいかない気がして、漢方薬を服用したいとご来店。
この時点では甲状腺機能は検査されていませんでした。
<<漢方>>
低温期は活血剤、清熱解毒剤、補腎剤、高温期は清熱解毒剤気血双補剤、霊芝を服用頂いた。
<<経過1>>
短かった月経周期が28日になり、生理前の不正出血が減った。
アトピー性皮膚炎も以前よりも調子がいい。
<<漢方2>>
体調がいいことより、2カ月目、3カ月目も同じもの。
<<経過2>>
服用から4カ月目で体外受精を行い、良好胚が数個凍結できたが、融解、移植の段階で胚の分割が止まってしまい、移植できないことが続き、ご本人もモチベーションが下がり気味。
アトピー性皮膚炎が持病にあることや、化学流産時に全身の痒みがあったりと、そのことも気になっていたので甲状腺機能の検査や不育症の検査など、自己免疫疾患の検査をしてみることをおすすめ。
すると甲状腺機能低下が見られ、病院からはチラージンが処方された。
<<漢方3>>
漢方1に加えて蟻製剤を服用。
<<経過3>>
甲状腺機能の数値も安定し、体調も良好、不正出血も全くなくなったため再び採卵。
<<漢方4>>
採卵周期、生理から採卵までは補腎剤、活血剤、蟻製剤を服用頂いた。
<<経過4>>
5個授精良好胚となり凍結できた。
<<漢方5>>
移植にむけて、気血双補剤、清熱解毒剤、補腎剤、霊芝を服用頂いた。
<<経過5>>
妊娠判定プラス。
体調維持を目的として同じもので継続。
つわりはあるが体調良好。
現在安定期に入り一安心。
<<考察>>
漢方服用から10カ月、2回目の体外受精で妊娠されました。
1回目の体外受精の時に何度も移植がキャンセルとなり、どこか身体の中で妊娠に至らない悪さをしている何かがあるように感じました。
その原因を探りながら、改善の為の漢方薬や治療薬を服用することで、妊娠に至ったと感じます。
途中モチベーションが下がりながらも気持ちをリセットして諦めず不妊治療を頑張られた結果だと思います。
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